写真はここで採用する部分名称です。
・左右サイド・ガードが重量を支える。
・前面柵が上下2段に分かれており、上段柵は左右ガードのカーソル部に沿って下に降ろせて、赤ちゃんをケア出来るようにしている。
(注)ベビーベッド製作の背景に付いては「その他のDIY」のベビーベッドをご覧下さい。
上の写真の説明:
A:60×27×860 4本: 両端近くに40㎜の臍穴を明ける。片端はトップのため、丸く削る。
B:60×27×770 4本:両端は40㎜の臍オスとする/径15㎜深さ17㎜の穴を等間隔に七箇所に明ける
C:40×27×770 4本:両端は40㎜の臍オスとする/径15㎜深さ17㎜の穴を等間隔に七箇所に明ける
D:径15×820 14本:両サイド各七本:両端15㎜は臍のオス部分加工は不要
別途、Aに付属するカーソル材料(手前上扉の上下スライド用)が必要
9㎜角×785㎜ 4本:カーソル用
9㎜×40㎜×26㎜木片 2個:カーソル下蓋
9㎜×20㎜×26㎜木片 2個:カーソル上蓋
15㎜×30㎜×30㎜木片 2個:手前上扉下降時の緩衝用
上は右サイドの写真である。
これと対象な左サイド(写真省略)も組み立てる。右の方にカーソル及びストッパー
が見える。高さ860×幅810×厚さ27
上の写真の説明:
A:30×30×1203 1本:天棒、14本の棒の臍穴を明ける。
B:30×30×800 4本:外枠及びベッド支持両端20㎜は臍のオス加工
C:径15×790 10本:両端15㎜は臍のオスになる。加工は不要
D:40×27×1203 1本:14本の棒の臍穴を明ける。下の棒となる。
上は奥サイドの写真です。
高さ830×幅1203×厚さ30、両端の2本ずつの柵は角棒、その内側の柵は丸棒。
上の写真の説明:
A:30×30×1203 1本:上枠、左右の横枠並びにベッド支持棒用の臍穴計4つを明ける。
B:27×40×1203 1本:下枠、両横枠並びにベッド支持棒用の臍穴計4つを明ける。
C:30×30×410 4本:横枠2本、ベッド支持棒2本各棒の両端20㎜は臍のオスとする。
D:30×30×853 2本:下扉上下枠、両端近くに15φの貫通穴1箇所
Dの1本(上枠)にはロック用の加工が必要
等間隔に八箇所の15φ17㎜深さの臍穴
E:15φ×364 2本:Dの両端に貫通させる材料、枠の働きをさせるために貫通。加工不要
F:15φ×334 8本:両Eの内側に等間隔で柵になる材料、加工不要
その他の材料
・27×27×27の木片 2個:下扉のロックノブ用、円盤の様に4隅を削る。オニメナット用に円盤の中心に9φ15㎜の深さの穴を明ける。
・6φのネジ棒55㎜ 2本、材料A及びDを結合させ、ロックする材料。
先端から約12㎜の位置に2.5φの貫通穴を明ける。
・6φネジ用のナット 2個:ロックノブにロック棒を固定させるもの
・押しバネ外形8φ長さ18㎜ 2本:ロック棒を常に押し上げるもの。
・2φ長さ8ミリのビス、ナット 2個:バネ止め用
・蝶番小2個:下扉開閉用
写真は手前下サイドを組み立てたもの。
扉のロックが1つしかないが、2個の方が安心。寸法は高さ440×幅1203×厚さ30
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上の写真の説明:
A:30×30×1181 2本:扉上下枠、柵の丸棒を挿入固定用に等間隔で12箇所に15φ深さ15㎜の穴加工
B:30×30×380 2本:扉横枠、上端より70㎜にロック用の加工が必要
C:15φ×370 12本:縦柵用加工は不要
写真は手前上扉サイドを組み立てたもの。寸法は400×1181×30
上の写真の説明:
A:30×30×1200 2本:ベッドの両サイドの枠
B:30×30×640 5本:長い辺Aに対して5本の差し渡しをする。
C:700×1200×5又は4:湿気ると思って有孔ベニアを使用したが、特には必要ない。
写真は組みあがったベッド。
上の方からの写真なので、厚みが分かりにくい。
寸法は700×1200×35
加工内容
・30×30×30の木片 3個:下扉のロックノブ用、円盤の様に4隅を削る。
オニメナット用に円盤の中心に9φ15㎜の深さの穴を明ける。
・6φのネジ棒55㎜ 2本、材料A及びDを結合させ、ロックする材料。
先端から約12㎜の位置に2.5φの貫通穴を明ける。
・6φネジ用のナット 2個:ロックノブにロック棒を固定させるもの
・押しバネ外形8φ長さ18㎜ 2本:ロック棒を常に押し上げるもの。
・2φ長さ8ミリのビス、ナット 2個:バネ止め用
この写真はロックの構造である。開閉するドアにこの構造を作る。
ロックを受ける相手に9㎜程度の穴を明ける。
ノブの根元に指2本で挟み引っ張れる様に斜めに削る。
ノブに6φのネジ棒を取りつけるためにオニメナットを埋めこむ。
ロックされた状態のとき、ドア枠の外側の位置になるところの6φ棒に
バネのストッパーのためにネジ棒に2.5φの穴を明け、2φのビスを固定する。
ドアの枠に6.5φの貫通穴を明け、18㎜の深さで9φの穴を明ける。
ネジ棒にバネを通してからナットを通し、ノブに固定する。
ベッドの取付け
赤ちゃんが24時間寝ている。
オシッコもウンコも時には飲んだ物を戻したり、汗をかいたりする。とにかくその湿気は高い。
すぐにカビが生えたりする。ベッドの日光消毒は欠かせない。取り外しが簡単な方がよい。
取り外しが簡単なのと、安全とは反することが多いので要注意であるが、
次の2方法が選べるようにした。
1)ベッドを支持金具の上に置く方法:殆ど寝てばかりいて、
動き回らない期間は力のかかる場所があまり変化しないのでこの方がよい。
2)支持金具をベッドの構造体を通して固定する:動けるようになり、支持点から外に
乗った場合にでもベッドが動かない様に支持金具を構造体に貫いておく。
赤ちゃんが乗ったベッドの重さを支える棒は奥サイドにも手前下サイドにもある。
支持棒のセンター上に取付け孔を明ける。
3段階程度を考えて、各支持棒3個の孔を明ける。
ベッドの重力を受けている支持棒の近くの外側で、左右対称の位置に取付ける。タイヤは1輪と2輪があるが、安定性、操縦性で2輪を採用した。
取付け部も1軸ボルトであったので、細い27㎜の手前下サイド下部棒に取付けるためにオニメナットを埋めこませた。
しかし、この種のキャスターは重力点と、車輪との距離があり取付けボルト位置でテコの力が働いて、下部棒の破損が心配になっている。
3台目は下部棒と同じ材料を使い、長さ12.5㎜に切断し、下部棒両端外側に並行して貼付けネジ止めし、底面積を確保した上で、キャスターの取り付け部が4箇所ネジ釘止めのものを取付ける予定である。
この部分は左右両サイドのカーソルの下部ストッパーの働きもする。
ベビーベッドは弱い赤ちゃん用であるため、多少不便であっても、丈夫で安全な物を作る必要がある。 簡単に壊れたり、普通に使っていて怪我をしては困るのである。
赤ちゃんは成長してくる。 生まれた直後は寝たままであるが、寝返りをするようになり、つかまり立ちをするようになり、さらにはジャンプしたり、歩くようになったりする。成長による態様の変化を見越す必要がある。
第2子目、第3子目となれば、母親の体力が少なくなる、腰を痛めてくる傾向にある。
ベビーベッドの上に腰かけて赤ちゃんをケアしたいという要望も出てくる。
木材と木材の直角接合部分にホゾ(臍)を使用した。強度があって、綺麗に仕上げるためである。臍のサイズは幅を接合部の幅の1/3とし、長さは接合部の両端より5mmマイナスとした。27㎜の幅を使用した場合は13㎜のドリルで空けるよう穴幅の設定をした。
臍穴は臍穴の幅を直径とするドリルで穴をあける。数多く空けて、方形の両端が半円形の穴にする。
例えば幅13㎜長さ30㎜の臍穴の場合、はじめに両端の穴をあける。次はセンターに穴をあける。さらにセンターと両端の間に空ける。最後に、木材用のヤスリで凸部を削って仕上げをする。
臍オスは材料の4方を切って作る。臍穴の両端が半円形であるため、オス側も削って半円形に加工しておく。
結合がうまく行かないときは、加工の容易さから、オスの方で修正をかける場合が多い。
ボール盤と同じような姿であるが、卓上ドリルと機械に表示されている。10年前に六千円に満たない価格で購入した。精度はあまり得られないと思う。
しかし、臍の穴あけに十分な働きをした。手持ちドリルでは到底出来ないからである。
ベッドの四方の柵の柵材は15㎜径の丸棒を使用した。接合部は深さ17㎜、直径15㎜の穴をあけ、棒のオス部の長さは15㎜とした。
オスの切断時のカエリを取れば、殆どがメス穴にスムーズに入った。乾燥ヤセがあるからと思う。きつい棒はヤスリ紙で削った。
わが子を育てた30年前のベッドは湿気て困った覚えがある。ベニアの表面に布のカバーがしてあったが、
油断するとすぐにカビて来そうなので、日光に干す手間が掛かった。
最近のベビーベッドの商品を見ると、有孔ベニアを使用しているベッドが多かった。なるほどこれは良い考えだと思った。高価であったが有孔ベニアを使ってみた。
しかし、間違いであった。赤ちゃん布団には標準で防水シートが付いていた。おむつが布から紙製になっていた。湿気が殆ど通ってこないのである。
結局6台ベビーベッドを製作した。基本寸法は変わらないが、最初の1台は貧弱で材質も適してなく、失敗作だった。それ以降は徐々に松材に頼る割合が高くなった。最初から変わらなかったのは両サイドの根太(床下に使用する松材60×27)と柵の丸材(径15材名不明但し堅牢)だった。